SSブログ

望遠鏡 [小学校]

2008年7月、川崎市の小学校にてユニバーサルデザインのボランティア活動に参加しました。
対象は4年生で、
3、4時間目で1クラス、
5、6時間目で1クラスを実施しました。
最初はユニバーサル・デザインの説明と事例紹介、
エアコンリモコンを使っての体験、
テレビリモコンのデザインを考えるグループワーク、
あとは、私の体験談です。

昨年度から比べて、今回より体験談を大きく見直しました。
昨年までは純粋に自分の体験談だけを話していたのですが、
今回は白杖、点字の説明や、ユニバーサルデザインの事例を交えながら話しまし
た。
先生が言うには、いつもはあまり話を聞かない子供たちがよく聞いていた、
とのことで大変喜んで頂けたようです。
ボランティアメンバからも、興味のある話のところでは、子供たちはとても真剣

聞いていたとのことでした。
しかし、今回は説明をするような話が多く、全体としては子供たちの反応が
薄かったように思います。
子供たちの質問内容が、ブラインドサッカーの話のみに終始していましたし。
4年生ということもあったのかもしれませんが、もう少し対象に応じて
内容を見直す必要があることを感じました。
話の内容のバランスがあまりよくなかったようです。
ただ、障害の状態を説明するのに、望遠鏡を覗いている感じ、
と言いながら、両手で望遠鏡を覗いているように実践してみせたのはよかったよ
うです。子供たちも実際にやってみて、視野狭窄がどういう状態なのか、
少しは理解してくれたようでした。

グループワークでは、子供たちの中でなかなか意見が言えず、
話し合いに参加できない子がいました。
しかしボランティアメンバがそれぞれの子供たちに役割を示すことで、
うまく話し合いに溶け込めていたようです。
テレビリモコンの電源を考える子、チャンネルを考える子、
音量を考える子、といった具合です。
やはり、子供たち全員に「参加した」という意識を持ってもらいたいものです。
考えたテレビリモコンにはそれぞれ名前をつけてもらっているのですが、
「この名前、僕がつけたんだよ。」
と嬉しそうにボランティアメンバに話しかけてくる子がいました。
こういう時は、こちらも嬉しくなってきます。

今年度、私が体験談を話したのは今回が初めてでしたが、
ただ体験談を話すだけでなく、よりユニバーサルデザインに関連した
話をしながら、今まで以上に子供たちが興味を持てるように
工夫していきたいと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

活動開始!!職場実習 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。