ちょうど一年

2008年7月、東京都内のボランティアセンタにて一般参加者をつどい、
ユニバーサルデザインのボランティア活動を行いました。
対象は中学生から大学生です。
最初はユニバーサル・デザインの説明と事例紹介、
アイマスクと白杖を使っての体験、
誰もが使いやすい自販機のデザインを考えるグループワーク、
あとは、私の体験談です。

私がユニバーサルデザインのボランティア活動に参加したのが、
ちょうど１年前、このボランティアセンターでの活動が最初でした。
あれから、話の内容を大幅に見直し、
話し方も工夫してきたこともあって、
かなり内容が良くなってきていると感じています。

参加者数は、今年も昨年も十数人だったのですが、
昨年の参加者は、大学生が中心で、
その中で男の子は一人。
今年は中学生が中心で、また男の子は一人。
女の子に比べて、男の子はボランティアにあまり興味を持たないのかな？
と自分の学生時代を振り返っていました・・・。

やはり中学生以上になると、なかなか自分から発言をしなくなるようです。
そのうえ、いつものような学校とは違うため参加者同士が
知り合いではない、ということもありました。
グループワークではアイデアが出なかったり、話し合いが進まなかったり・・・。
昨年まではグループワークの項目になかった「自販機の名前」も
考えてもらったのですが、
これはかなり負担になったようです。
公募での活動の場合は、グループワークを工夫する必要がありそうです。

質問コーナーの時、やはり何も質問は出てきませんでした。
しかし、ボランティアメンバが「例えばこんな質問」という感じで、
いくつか私に質問を投げかけてきたことで、質問しやすい雰囲気ができた
ようです。
結果、参加者からも質問が出て、場が和んだように思います。

今回のボランティアセンタでの活動は、年に１回しかありませんが、
年数を重ねることで、試行錯誤を繰り返し、
少しずつ形が出来上がってきているようです。